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「ごめんね。ショッピ君とは付き合えない」
「でしょうね。A先輩ならそういうと思ってました」
ならなんで告白をしたのでしょうかショッピ君。
私はとうとう君という存在が分からなくなってきた。
混乱している私を他所目に、ショッピ君はふっ、と笑った。
やっぱり小馬鹿にされているのだろうか。そう思っていると、ショッピ君が、猫ちゃんに向けるような、愛おしそうな眼差しでこちらを見てくる。
「こうしたら知って貰えるかなって。俺がA先輩を好きなこと」
ぴた、と、時が止まったような感覚に襲われる。
え。つまり。
「……最初から付き合う気はなかったという……？」
「いえそれは最初からありましたよ」
「なんだそうかそれなら問題ないね」
問題はあるのだろうけれど。
ショッピ君は「第一の目的は」と人差し指を立てて、私の手を引き椅子に座る。私も適当な椅子を引っ張り出し座らせていただいた。
「俺が先輩のことを好きって知ってもらうこと。断られるのは予測済みでしたし、ぶっちゃけワンチャンにかけてただけでした」
「告白で「ワンチャンにかける」って言葉初めて聞いたかも」
「だからここで断られても良かったんです」
そう言うと、ショッピ君は。
私の手を取り、指先にキスをした。
え？キス？
「エッ！？！？！！？？！？」
「先輩」
俺の事、意識しました？と。
ショッピ君は悪戯っぽく笑って、私の手を離す。
───なるほど。そういうことか。
「……私に「ショッピ君は私が好き」って言う印象を植え付けるための告白か……」
「そ。正解です」
「なるほど……
「そういう感じでいいと思いますよ？知りませんけど」
「君のこと話してるんだよ？ショッピ君」
一先ず。
ショッピ君は私の事が好きで。
私はショッピ君という策士に、まんまと
「……恋愛上手だね？ショッピ君」
「お褒めに預かり光栄です、先輩♡」
してやられたなあ。
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君の副流煙なら吸ってもいい/zm→←将を射んとせば先ず馬を射よ/shp
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ミントティー(プロフ) - 灯さん» コメントありがとうございます……！まさかご感想いただけると思わず踊り狂って喜んでいます。読みやすかったと言っていただけると嬉しいです……！これからも元気に更新してまいります！ (5月12日 20時) (
レス) id: d7507200e4 (このIDを非表示/違反報告)
灯(プロフ) - はじめまして、コメント失礼します。どの作品も一つひとつが面白くて、尚且つ読みやすかったです！素敵な作品をありがとうございます！朝夕寒い時期ですのでお身体にお気をつけて、ご健勝をお祈り申し上げます。 (5月11日 13時) (レス) id: 3e566e3157 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミントティー | 作成日時：2023年12月28日 21時
