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というか親御さんには毎日顔合わせるし毎日言ってるじゃん。
お父さんもお母さんも「シャオロンくん、(二つの意味で)見違えたわね」とか言っているんだ。
高校デビューして、髪を茶色に染めたシャオロンはまあモテる。
そんなモテ男に迫られちゃあ、私の親御さんも混乱するというものである。
混乱も混乱。高校デビューしたシャオロンを見た日には、シャオロン側の親御さんと共にお赤飯を炊くくらいには混乱していた。
美味しかったなあ。お赤飯。
「A？」
「あ、うん、え、何？」
「いつ付き合ってくれるん」
「アー、イヤ、ちょっと、立て込んでて」
「……他の男？」
「し、シャオロン以外は好きにならないよ……」
「ほんま？」
「うん、ほんまほんま、ウン」
怖〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜、い！
デレに病みまで入ったらそれはもうヤンデレだ。ツンデレの次はデレデレ、デレデレの次はヤンデレなんて本当に困る。このノリで七変化だけはしないようにひたすら願うしかないな。
ちなみにすっかり機嫌を良くしたシャオロンは、私の手や首元に口付けたりしている。
「……あのね、シャオロン？」
「ん？」
「その〜、付き合ってない男女のやることじゃないと言いますか」
「何で？俺はAのことすきやで」
「そういう問題じゃ……んっ」
流石に度が過ぎているので叱ろうとすると、顎を掴まれて角度を急激に変えられて、シャオロンの唇と私の唇が重なる。
……………………待てーーーー！！！！
シャオロンの肩を掴んでベリッ、と引き剥がす。
「ん？」みたいな顔をしているシャオロンは、私の手を掴んでニッコリと笑って。
「やから、付き合お？」
シャオロンの目は、美しい愛に染まっているように見えて、どこか薄暗い。
どろどろとしているような、さらさらとしたシャオロンの愛情が、優しく、布のように私を締めつける。
苦しい呼吸を整えるように、私は大きく深呼吸。
───ああ。
息を飲む。シャオロンは、優しく笑って。
「……A。俺はホンマに、Aのこと、大好きやで？」
───なんてことだ、死んでしまう。
私の手を掴んで、自らの頬に添えるシャオロンを見て、私は呆然とそう思った。
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趣味
糸し糸しと言う心*/shp→←なんてことだ、死んでしまう！/sha
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ミントティー(プロフ) - 灯さん» コメントありがとうございます……！まさかご感想いただけると思わず踊り狂って喜んでいます。読みやすかったと言っていただけると嬉しいです……！これからも元気に更新してまいります！ (5月12日 20時) (
レス) id: d7507200e4 (このIDを非表示/違反報告)
灯(プロフ) - はじめまして、コメント失礼します。どの作品も一つひとつが面白くて、尚且つ読みやすかったです！素敵な作品をありがとうございます！朝夕寒い時期ですのでお身体にお気をつけて、ご健勝をお祈り申し上げます。 (5月11日 13時) (レス) id: 3e566e3157 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミントティー | 作成日時：2023年12月28日 21時
